講師の永山先生のお話はとても分かりやすかったです。国会の中の改憲動向について、現在、衆院憲法審査会はほぼ毎週開催。維新の党や国民民主党が改憲論をけん引。2022年参院選は、今後3年間の国会・審査会運営を左右する重要な選挙であると語られました。また、ウクライナ戦争はポスト冷戦の国際秩序=均衡にもとづく「安定」からの逸脱であるとされ、いま9条にもとづいてすべきこと・してはならないこと=九条を活かすとはどういうことなのか、短期的・中期的・長期的課題に分けて、その道筋を示されました。
世界の軍拡と軍事同盟強化にストップをかけるため、対話と中立外交の担い手となることこそ、戦争しないと決めた「憲法九条」を持ち、唯一の被爆国でもある日本が歩む道なのだとあらためて思いました。